高速型バイオ油ディーゼル発電装置 
   最もポピュラーなディーゼル・エンジン発電機は、高速型(4サイクル,毎分回転数1500@50Hz,回転数1800@60Hz)です。主に軽油を燃料として使われています。 軽油に代えて高粘度バイオ油はメーカーも認めていませんので、原則直接は使用できません。バイオ油の使用は自己責任での稼働となります。加えて、粘度調整装置(加熱)及び軽油/バイオ油の切り替え装置等の付加・改造が必要です。

この種のエンジンは量産化により、比較的安価であることが最大の特徴ですが、代わりに高速回転、小口径・多気筒構成等の故に設備の耐用年数等が課題です。

従って、売電(FIT)の様な常用発電設備として使用する場合は、これらの課題を充分わきまえて使う必要があります。 代表的なメーカーは独MTU、Cummins、他等なら、ご提供可能です。 尚、中速型で有名なMAN社の中小型高速型もあります。

これら高速型は、中速型に比べ安価ですが、低発電効率(高燃費)が,特に常時稼働の常用FIT売電ビジネスでは大きな課題です。 因みに、ベストな中速型タイプに比べ、高速型タイプは,燃料を20%も多く消費する例もあります。 仮にバイオ燃料価格が75円/Kgとすると、2MWクラスの発電所の燃費差は年間4,800(@60Hz)〜5,000万円(@50Hz)増となります。この運転経費の差は致命的です。
尚、現在バイオ油を使う2MWクラス以下のディーゼル発電設備は、計画中の設備(一部稼働中を含め)殆ど100%高速型です。

しかし、ある程度有効な新改善策はあります。どうせ大気に捨ててしまう排ガスの圧力/熱エネルギーを有効に使えば5〜7%発電量増(或いは、同じ発電量なら燃料費減)が可能です(投資回収は1年+程度)。 敢えて言うまでもなく燃費5〜7%改善でも採算上、大きな改善効果です(新複合発電方式、添付スライドショウは弊社が代理店の排気ガス圧ターボ発電機の内部構造)。 この新技術(MAN社の低速超大型発電機では、既に実現済)は、中速型ディーゼル発電でも、ガス化エンジン発電でも全て利用できます。 同様に、ORC排熱回収発電機(右側スライドショウ参照)を使えば、設備価格はアップ(安価な中国製もあり)しますが、エンジン単独発電に比べ更に少なくとも8〜10%程度の発電量増が可能です。
大型発電なら排熱蒸気タービン複合発電方式も実現可能ですが、500KW〜3MW規模程度では通常型蒸気タービン複合ディーゼル発電は価格面から採算ラインに乗りません。 小型ORC発電なら、可能性があります。1MWe発電機に対し100KWe前後発電増が期待できます。

右記動画はCummins社の高速型KTA50-G2タイプの例です。1100KWとなっていますが、非常用(Stand-by)発電能力で、常用発電に使う場合は850-900KW程度となります
この他常用使用も可能な高速型1MWタイプKTA50-G8(50Hz:1500RPM)KTA50-G9(60Hz:1800RPM),及び 2MWタイプQSK78(1.98MW/50Hz),QSK78(2MW/60Hz)タイプ等もあります
  

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