(1)BDF燃料(超高速BDF製造法)装置(液体⇒液体・燃料変換法)
   アルカリ触媒を使う通常の化学反応ですが、超高速で反応が完結します。MSR(Micro-Second Reactor)と呼んでいる方式で、1秒以内で反応が完結します。 BDFの反応時間は通常1〜3時間の反応時間が掛かります。 マイクロ秒単位で反応が完結するBDF製造装置はマイクロ波、超音波等と言う最新・高価な機器を使っても、この反応スピードの実現は無理だと思います。
バッチ方式、循環方式でも反応機器設計・製作は可能ですが、秒単位は不可能で、少なくとも10分程度は必要かと思います。通常のバッチ・攪拌方式でも、 バッチ容量にも影響を受けますが、1000L反応器で多分30分程度必要です。 MSR反応装置は連続式を採用し、初めてこの様な超高速反応が実現出来ます。

高速BDF反応装置は、他に高性能Cavitation法パッケージ版(連続式の毎時250,500,1000L、更に複数並列大型化、毎時2K〜16KL)の装置もあります。 精密な流量制御と高性能センサー類による高速自動化・高性能・連続方式、しかもコンパクトCTS-R装置(設置:4u@1000 L/h)となります。
本BDF製造装置は、@ミキサー(原料油、メタノール、触媒)、ACavitation反応器(添付の裏写真)、BBDF/グリセリン分離機だけの3工程で構成され、BDF洗浄もメタノール回収も不要です。 理由は、メタノール,アルカリ触媒(KOH,等)は反応に必要な量だけの投入で充分であり、通常必要なメタノール回収不要であり、BDF洗浄・乾燥工程も不要です。加えて反応温度もほゞ常温(30℃、通常の装置は60℃程度),反応も短時間(50秒,1-Pass)で行います。 尚、原料油は(廃)植物油、動物油の酸化値が8〜10以下、水分1%以下が前提です。仮に酸化値が10を越える場合、或いは水分が1%を越える原料油の場合は、前処理を行った後の原料投入が必要です。
全エネルギー価格高騰している昨今、特に超高性能・BDF製造を検討中、或いは興味があれば、是非お問い合わせ下さい。 電力料金が今後も高騰が予想される状況下、BDF(B100)単体で分散発電(Micro-Grid)を行うのも有益だと思われます。 B100で安定した稼働ならB100ディーゼル発電が普通ですが、高効率Microガスタービン発電方式もあります。


MSR,及びCTS方式のBDF(Biodiesel)製造装置、BDF一般の製造情報は下記添付資料を参照下さい。
1)最新CTSバイオディーゼル自動製造装置(PDF)はこちらからダウンロードできます
2)『超高速BDF製造装置の紹介』Blog記事はこちらです
3)最新BDF製造技術とグリセリン利用法(PDF)はこちらからダウンロードできます
4)最新BDF製造技術(英語版)(PDF)はこちらからダウンロードできます
5)『BDF生産の採算性』Blog記事はこちらです

(2)BDF燃料(固体酵素法)装置(液体⇒液体・燃料変換法)
    バイオディーゼル(Bio-Diesel)、日本では多くはBDFと呼ばれる軽油代替燃料です。 植物油の主に粘性(動粘度)改善の為の最も簡単な手段として、メタノール等のアルコール及びアルカリ触媒(NaOH,KOH)を加えてエステル交換反応で、バイオディーゼル(BDF)を製造しています。 固体酵素法は、危険なアルカリ物質に代えて酵素(リパーゼ)触媒を使う製法です。

固体酵素触媒はイオン交換樹脂等の固体に液体のリパーゼを固定化した触媒です。 特徴は常温反応、安全な酵素触媒、加えてクリーンなグリセリン副産物が得られます。

リパーゼ酵素(液体)を直接利用するエステル交換反応も可能ですが、取扱の容易性等から固体化酵素触媒が好まれます。 固体触媒法には、イオン交換樹脂(陰イオン、陽イオン)を活用する方法、他もあります。

酵素触媒法BDF,興味があれば、或いは導入を計画されている方、是非お問い合わせ迄、ご連絡をお願いします。
  

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