UGガス化装置(インド製)は殆ど全て原料対応可能なタイプのガス化装置です。
ガス化技術は、噴流床(Entrained Flow)ガス化方式であり、
超大型の石炭・バイオマスガス化では、殆どこの方式で空気の代わりに酸素が採用されています。
このガス化方式を中小型化(100〜500kW)に成功した極めて稀な例です。
原料は、通常のガス化装置の様な木質系原料だけと言う制限は全くなく、全ての原材料のガス化が可能です。
特に、通常のガス化では取り扱いが困難な竹、更に各種農林業生産・廃棄物等の混合物(籾殻、コーン殻、竹、鶏糞、ミスカンサス、廃菌床、鋸屑、バーク、他)、廃棄物(スラッジ等)も全て使用できます。
ご希望なら石炭も原料化できます。
但し、ガス化原材料は1〜2mm以下の粉体状にする必要があります。細かなサイズの籾殻、鋸屑等はそのまま使えますが、より大きなサイズの竹、木質チップ等は再粉砕が必要です。
これもハンマーミル等の2次再粉砕を行えば簡単に粉砕できます。
UGガス化より高級な、進化版の中型・高性能渦流サイクロン(Vortex/ Cyclone)のVTXガス化発電装置(1.2MWe,EU製 :右側下段添付参照),等の類似Entrained-Flowガス化方式もあり、伴にご提案可能です。
尚、こちらは粉体状バイオマス専用ガス化炉であり、、ガス化温度は中高温(800〜900℃)であり、タール除去装置(ESP)が組み込まれています。
そしてガスエンジン発電機はCummins社製高性能Lean-Burnタイプ(HSK78G:1.2MWe)が標準仕様です。
その他、このガス化炉の装置の主な特徴は、下記です。
1) LiPRO,INSER,A-Tecと同様に、本UGガス化炉はタール処理不要(NO-Tar/Tar-Free/無タール)方式です。
2)通常の固定床ガス化炉(Down-Draft型等)の様に装置再稼働に何時間も掛らず、15分前後です。理由は装置内の原料ホールドアップが殆どないからです。
3)通常、高価な酸化剤として酸素を使いますが、空気を使います。また、ガス化炉は加圧型ではなく、常圧運転となっています。
4)装置がコンパクトです(添付写真)。前述のタール処理不要の為、ガス化装置もコンパクト、価格も安価となってます。
5)お薦めはありますが、ガスエンジン・発電機の選択も自由です。従って、好みや予算で選択可能です。
6)価格が(超)安価で、かつ、他のガス化装置では使えない原料も使え、ガス化ビジネスの採算性も更に向上します。
本ガス化炉より安価な製品は、国内では販売されていないと確信しています。
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この結果、ガス化装置は、間伐材(40円/kWh)は元より、農業廃棄物(24円/kWh)でも、充分採算がとれると思います。
間伐材は今や何処でも取り合いです。価格も高騰しています。他で見向きもされない様なバイオマス原材料に注目すべきだと思います!
尚、特に粉体状バイオマス原料を使うガス化発電装置の導入計画、或いは興味があれば、お問い合わせ下さい。
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